事業者、国立研究開発法人、地方自治体等が協働し
花粉問題対策に取り組むために

花粉問題対策事業者協議会は、国民病である花粉症の問題に取り組む事業を営む、 あるいはそこに関わろうという事業者が協働して社会貢献を行うための活動母体として設立された協議会です。

我が国の場合、花粉問題の多くはスギ花粉によるものであるため、毎年春が近付くと多くの人々を悩ませ、 その話題が季節の定番ニュースとして報道されています。しかし、実際のところは、症状ごとの患者数といったデータや、 あるいは花粉の飛散経路等に関するデータ等が不十分であり、各事業者が独自で対策を進めている状態です。 また花粉の大きさには十倍近くばらつきがあるのですが、その対策と効果を測定するための基本となる「花粉サイズ」やその効果基準などが規格化されていないといった現状があります。 さらに、せっかく花粉対策のさまざまな方法が研究開発されても、それが患者等をはじめとする一般の人々に充分周知されていないという問題もあります。

そこで、一事業者あるいは一研究機関だけではなしえない花粉問題対策について、事業者、国立研究開発法人、地方自治体等が協働し、 中央官庁等のご支援を得ながら社会のためになる取り組みをしていこうという趣旨で協議会を設立する運びとなりました。

本協議会は、多岐の分野にわたる事業者(公共事業、民間事業、研究開発事業等)の方々や研究者の方々にもご参加いただき、 花粉問題に関する対策(飛散量低減、飛散抑止・防止、症状軽減等)について協議し、広く国民の快適な生活や健康に資する活動、提言、情報提供等を行っていきたいと考えます。多くのご賛同・ご参加をお待ち申し上げます。

2024年4月1日
花粉問題対策事業者協議会
代表理事 荒木 直也